2017年3月18日土曜日

ボルダリング入門

しばらくITネタが続きましたが、今度はクライミングネタです。

ボルダリングが流行りつつ有ります

初心者へのアドバイスを書いたホームページも沢山でてきましたが、イマイチ説明が足らない感がないでしょうか。

僕はボルダリングを薄く長く(ボルダリングはざっと37年ぐらい、その前はアルパインをほんの少し)やっておりまが、エキスパートのクライマーでは無いです、でも慣れた人が普通にやっているテクニックぐらいならば説明できると思います

ので、ブログに書きます

先ずは腕を伸ばす事について。


 よく、ボルダリングは腕力を節約する為に腕を伸ばす様にとの話を聞きます
 茶色のマルはホールドのつもりです
 
 腕を伸ばすと言っても、万歳状態になるとどうも動きが取れません、上の図では右手を伸ばしているので、左手上に有るホールドが取れません

まず地味な方法としては、肩を入れます、足もまげてタメを作ります。
 
 人間の肩は肩甲骨があるので、意外とよく動きます、上図の様に肩を入れて取りに行く時に、足で体を持ち上げます、あと広背筋も補助的に使います。

右足が回ってしまいましたが、これは事の成り行きです、足がスポ抜けない様に気を付けましょう。
これで回した足を突っ張って、グッと腰を落とし、派手にやるとキョンになります。


もっと大胆な動きとしては、掴んだ 右手を使って回る方法も有ります
これは、上半身の筋肉は、ほとんど使いません足だけで体を押し上げます。

腰の位置が上だけでなく、左にも動いている事に注目してください、体重がほとんど左足にだけのって、右足はバランスを取るだけまで行くとフラッキングになります。
フラッキングは、片足の重さでバランスを取るだけでは無く、上半身の 取りに行く動作も含んだ技です。
時々フラッキングは片足でバランスを取ってから、次にハンドホールドを取りに行く様にアドバイスされる方がいらっしゃいますが、僕は一連の動作を一気にやる方がやりやすいです。


被り気味の場合は前後に回ります、この場合も体重は足で押し上げます
























肩の回転も併用すると良いと思います、上から見た絵です 
 

壁が垂直に近い場合は壁にペターっとくっつくと、体重が足にだけかかるので、腕力を節約できます。
ただし視野はすごく狭くなります、休む時などにこの体制が使えます
  




 体を後ろにそらすと、足が壁に押し付けられるので、フットホールドが悪い(あるいは無い)場合に安定します
 
 隠し技です、人間の腕は曲げきった時も、関節で支えることになるので、腕力が節約できます。

 
ところで、腕力を節約する為には、腕を伸ばすが基本ですが、実際に登ってみると「腕力よりも先に握力がチャガマル(ダメになるの意味)」と感じないでしょうか。

実は、「腕力を節約する為に腕を伸ばす」はボルダリングが世に出る前の、アルパインでクライミングをする時からのセオリーです(40年前のアルパイン入門本に書いてあった)。

アルパインのクライミングは朝暗い時から壁に取りつき、一日中登り続けます、ただボルダリングほど指は酷使しません。

ともかくアルパインはスタミナが要るので、体力はできるだけ温存しないといけないわけです。

僕の私見ですが、ボルダリングはたかだか4m程度なので、力の出し惜しみをせず、ドエイっと登るのも有りだと思います。
力に頼ると技を覚えるのが遅くなるという説も有りますが、技に頼ると力が付かないも有りだと思います。
そもそも体を鍛えるのが目的で ボルダリングを初めたのに、技で力を節約するのも本末転倒ですし・・・


筋肉を鍛えるのも、なかなか簡単にはいかない様で、以前僕の職場に居たボディービルダー氏に言わせると「毎日ストイックなトレーニングを繰り返して、やっとほんの少し筋肉が増える」のだそうです。

結局どちらが先かだけだと思います。エキスパートクライマーの体を近くで見ると凄い筋肉です、つまり必要なのは力と技ではないかと。
(たまたま相模原のクライミングジムの更衣室で平山ユージさんを見た事が有ったのですが、地球人とは思えないぐらいの凄い体でした)

それと、やっぱり手を常に伸ばし切っていると動きが取れないです、エキスパートクライマーのボルダリング入門のDVDを見直してみたのですが、やっぱり時々腕が曲がっています。
低グレード だと教科書とおりの登りができますが、グレードが上がるとそうは問屋が卸しません。たぶんルートセッターがわざとそんな課題にしているのだと思います。


腕を伸ばして楽できる時は、楽をしましょうぐらいで良いと思います。


 では、次回は握力を節約できる、足技を説明します。


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